高橋謙:石綿病はグローバルヘルス課題|演説館

三田評論ONLINE/慶應義塾大学

高橋 謙(たかはし けん) 石綿疾患研究所ADRI所長、シドニー大学医学部前教授、産業医科大学名誉教授...

学問分野

AIによる要約

2005年に日本で石綿(アスベスト)が社会問題化し、それに伴い中皮腫などの石綿関連疾患(石綿病)にかかる人が増え、石綿の使用が全面禁止されました。現在、石綿病の対策や被害者の認定などが注目されていますが、それが一部の被害者や患者の関心事や社会問題に留まっているかもしれません。また、石綿病は世界的な健康問題(グローバルヘルス課題)です。石綿病の特徴として、曝露後30年から50年の長い潜伏期間があり、石綿使用が止まってもその影響は長期間にわたり現れます。先進国では石綿使用からの脱却が遅れた国が多く、日本もその一つです。途上国では今も石綿使用が続いており、その結果、石綿病の疾病負担が顕在化した先進国と未だ顕在化していない途上国との間に乖離が生じています。

※この要約文は、フクロウナビ編集部がAIを用いて独自に作成したものです。

※AIによる自動生成のため、実際の記事の内容とは事実関係が異なっている場合がございます。引用等で使用される際は、必ず記事本文をご確認ください。

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